普段、ドラマーの中で一番練習量がないし、触れる頻度が少ないのってバスドラのキックじゃないでしょうか。
ましてやペダルを踏むなんて普段の生活にないですもんね(笑)
合っても車くらいですよ!
それに家でストローク練習する人は多いですが、バスドラの練習をする人は非常に少ないです。
だけどバスドラって難しいですよね。早く蹴る、裏打ちを蹴る、そしてダブルを踏む。
しかしバスドラが上手くなるだけで、リズムもメリハリがつきカッコよくなります。
また、キックのダブルなんて練習量が少ないから挫折するドラマーも多いと思います。
そこで、家でバスドラの練習をどうすべきか解説したいと思います。
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自宅で練習するためのバスドラのアイテム
フットペダル
まずはフットペダルは買いましょう。
どうせなら、スタジオにも持っていけるようなものだといつも練習しているものなので良いですよね。
おすすめは、Pearl パール ドラムペダル REDLINE STYLE P-920です。値段もリーズナブルです。
僕自身ドラム教室でいつも踏んでいるペダルでもあったし、非常に踏みやすいです。下のような感じです。
あと、最近私が自宅練習専用で買ったのは下のペダルです。
TAMA タマ Ironcobra アイアンコブラ 200 シングル ドラムペダル HP200Pです。
これも値段はリーズナブルです。非常に使いやすいのでペダル購入初心者には大変おすすめです。
私は現在このペダルでダブルキックを練習していますが、リバウンドも踏みも良く自宅練習用で気に入ってます。
ペダル用消音パッド
フットペダルを買って、バスドラを買うわけにはいかないですよね(笑)
音が大きくてうるさいし!でかいし(笑)
なので、フットペダルと組み合わせる消音パッドは必ずセットで購入しましょう!
おすすめは、Pearl バスドラムパッド BD-10です。
また、これらを揃えてキックの練習をするときは、必ずペダルと消音パッドの下に何か敷きましょう。
フローリングなら簡単なカーペットなど。畳の場合は分厚いカーペットがおすすめです。
畳の場合は結構すれてくるので要注意です。カーペットが2重くらいがいいと思います。
また、練習パッドとキックが当たるところはタオルなどをかぶせておくとより消音効果が出ます。
忘れてはならないドラムの椅子
椅子はドラム用のいすじゃなくてもいいと思いますが、実際のドラムでは必ず高さを調整します。
できたらドラムの椅子、通称「ドラムスローン」を購入して調整に慣れましょう。
おすすめは、Pearl ドラムスローン D-790です。
手ごろな値段で耐久性も抜群。
スタジオにあるドラムスローンにも近い形です。
ドラムセットの調整って椅子の高さから調整しますので、非常に重要です。
人によっては高い方が楽だったり、低く座った方が楽だったりしますし、足の長さはみんな違いますしね。
スタジオにあるドラムスローンの椅子の高さは前に使ったドラマー用になったりしてますからね。
ちなみにドラムスローンの高さ調整は椅子をぐるぐる回して行います。
他の方法で調整しようとすると笑われるので初心者は慣れておきましょう。(笑)
ペダルの練習方法はまず2つの奏法に慣れるところから
練習には必ず目的を明確にする必要があります。じゃないとただ動いているだけで意味のないものですからね。
まず最初の目的は、2つのペダルワークを身に着けるよう、練習しましょう。
ペダルワークには主に以下の2つがあります。
・ヒールアップ
・ヒールダウン
ドラマーの方なら聞いたことがあると思います。
ヒールアップはかかとを上げて踏むこと。ヒールダウンはかかとを付けた状態で踏むことです。
ヒールアップは迫力のある音を出すことができ、ヒールダウンは柔らかな音が出せます。
良くドラマーでどっちの奏法でやるべきかという議論がありますが、結論はどちらも習得しないといけないことです。
2つの奏法をマスターすることで、音色を使い分けることができますし、何より安定したダブルのキックができるようになるには2つの踏み方の足の筋肉の使い方を足になじませることが必要不可欠だからです。
なので、自宅練習する際にはどちらの奏法もマスターできるようにしましょう。
ヒールアップ奏法の確認
かかとを上げた状態で親指付け根当たりを意識してペダルを踏みます。
踏んだ後はかかとを付けましょう。
私はかかとをつけるべきかどおうかドラムの先生に聞きましたが、かかとを下した方がバスドラのリズムが安定するし、足が疲れないとのこと。
かかとが上がっている状態ってすごい不安定なんですよね~。なので踏んだ後はしっかりかかとを付けましょう。
また、速いテンポの曲の場合、「ドド」としているのはダブルでのキックなので、速いテンポで連続してバスドラが踏めない方はダブルの習得が必要になります。
また、ヒールアップの場合は、踏むという意識よりも、「足を下に落とす」イメージですると安定感のある音とリズムになります。
クローズ・オープンについて
ヒールアップではクローズ、オープンという奏法にさらに分かれます。
この違いはペダルを踏んだ後にペダルについているビーダーをバスドラに付けたままにするか、離すかです。
くっつけているとクローズ。離しているとオープンです。
基本初心者の方はクローズばかりだと思います。
クローズは「ドッ」とミュートがついた迫力のある音でハードロックや激しい曲には向いている音です。
逆にオープンは、「ドン」と少し伸びたような音がなります。
オープンはヒールダウン奏法のように足とスネの間の筋肉を使わないと上手くできないため。ヒールアップのオープンをマスターするにはまずヒールダウンをしっかりマスターしてからトライすることをおすすめします。(初心者の方はまだヒールアップのオープン奏法はできなくても良いです。ヒールダウンをマスターしましょう。)
ヒールダウン奏法の確認
ヒールダウンはかかとを付けて、足とスネの間の筋肉を使ってペダルを踏みます。
踏んだら、ペダルの跳ね返りを感じながら元に戻します。
ゆっくりでいいので何回も踏んでなじませましょう。
ヒールアップばかりしていた人はこの練習をしていると足が疲れてくると思いますが、筋肉が鍛えられると徐々に疲れなくなるので、どんどん踏んでいきましょう。
いかがでしたでしょうか。
家でペダルをいかに触れさせるかによって実際のドラムを使う際に全然レベルが違うものになってきます。
ぜひ、両方のペダル奏法に慣れましょう!