耳コピをするときは、いくつかの知識を知っていればすぐにコピーしやすくなります。
ここではドラミングの基本的な知識を紹介し、ドラムの耳コピに役立てていただけたらと思います。
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リズムパターン
ドラムのリズムパターンを覚えていれば、基本的な流れが分かるようになります。
8ビートなのか、16ビートなのか。シェイクが入っているのか。そしてバスドラはどの位置でなっているのか。
聴いたことあるリズムパターンがあるとすぐに分かりやすいです。
下記のページでは王道のリズムパターンを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
・自宅でしっかり覚えるドラムのリズムパターン【16ビート編】
シンバルとバスドラはセット
基本シンバルを叩くときは一緒にバスドラも踏みます。
これは、バスドラを踏むことによりシンバルの音に迫力が増すからです。必ず踏んでいます。
ドラマーとしては足癖のようにシンバルを叩くときにバスドラを踏むようにしましょう。
スネアとシンバルの場合もセットで叩く
シンバルはバスドラを踏むと書きましたが、一つ例外があります。
それはスネアとシンバルを一緒に叩いているときはバスドラなくてもいいんです。
バスドラの代わりにスネアを使っているので迫力が出るのでOKなのです。
基本はスネアを使う場面ではスネアとシンバル。
それ以外はシンバルとバスドラの組み合わせという感じです。
フラムの後はバスドラが入りやすい
フラムとはスネアを叩くときに、右と左のステックの振り下ろす位置を変えたまま、同時に振り下ろす手法です。
通常は、左手よりも右手をします。
このフラムは普通にスネアを叩くよりも迫力のある音が出るのが特徴で、これを叩いた後は、決まってバスドラを踏む傾向にあります。
「タンドン」や「タドタド」みたいなイメージです
ハイハットの音とダウンアップ
ハイハットの音色は大きく分けて、オープン、ハーフ、クローズとあります。
オープンはハイハットが開いている状態で「ジャンジャンジャンジャン」いいます。
クローズはハイハットが閉まった状態で、「チツチツ」という締まった音がします。
ハーフは、ハイハットが開いてるか、開いていないかみたいな状態で、「ジッジッ」と少しクローズの音が伸びた感じになります。ペダルもクローズでかかとを上げているときよりも少し下がった状態です。
ハーフはハイハットの開きぐらいによって音色が結構違いますが、ちょっと伸びたハイハットの音だなと感じるときはたいていハーフです。
そして、ハイハットの8ビートや16ビートでは通常ダウンアップ奏法で行います。
聴いている曲が8ビートなのにアクセントがついていたり、16ビートでもアクセントがついている場合がほどんどです。(打ち込み以外)
その場合は必ずダウンアップ奏法で行っているのでマスターしていると役立ちます。
(詳しくは「自宅でできるハイハットのダウンアップ奏法」を参考にしてみてください。)
また、ダウンアップしていると8ビートが4ビートっぽく聞こえる場合があります。
パンクなんて、サビで4ビートの時が多いですからね。いわゆる「ドッタン、ドドタン」のリズムです。
この場合は、8ビートか4ビートか見分けつかない場合は、自分で叩いてみてカッコいい方にしても良いと思います。
ライドの音とダウンアップ
ライドの音は大きく分けてボウで叩く部分とカップで叩く部分があります。
ボウはシンバルの真ん中くらいで「チンチンチン」と鳴る音です。
カップは「カンカン」と鳴る音です。
曲の展開によってハイハットからライドに切り替わったり、ライドからハイハットに切り替わって音色を変化させる場合が多いので、音によって聞き分けられるようにしましょう。
また、ライドもカップもそれぞれダウンアップ奏法で叩く場合が多いです。
カップの演奏は聞いているともろダウンアップだと分かりますので、知っていると役立ちます。
(詳しくは「セットがなくても大丈夫!ライドシンバルを自宅で練習する方法」で紹介しています。)
タムの音の位置
タムはスネアのすぐ上がハイタム、その隣がロータム、そしてスネアの右がフロアタムなのが通常です。
ハイタムはスネアより高い音なので、ハイなのかローなのかはそこで見極めると良いと思います。
ロータムはスネアよりも低い音で、フロアタムはロータムより低い音です。
また、フロアタムが2つあるように低く聞こえる場合がありますが、その場合にはロータムやバスドラで対処しても良いと思います。
フロアタムの後は右のクラッシュシンバル
フロアタムを叩いた後はほとんど右のクラッシュシンバルを叩きます。フロアタムの後はすぐに叩けるからです。
ゆっくりな曲では左のクラッシュシンバルでも良いです。
フィルインは基本左から右へ
フィルインで音がなかなか聴き取れないなと思ったら、フィルインは右から左に行くイメージを持っているとコピーしやすいです。
つまりは音が高いところから低いところに行く方がフィルインはすんなりいくからです。
逆に高くなることはないです。変な感じになります。
シンバルを連続で叩く場合は音の高さを意識
シンバルが連続で叩かれているフレーズは多いですが、音の変化をさせたいのなら、左、右と交互に叩いた方が良いです。
通常、左のクラッシュシンバルの方が音が繊細で右のクラッシュシンバルが低い音です。
メロディやギターの音などが高い音から低い音に行く場合には、右のクラッシュから左のクラッシュシンバルの流れがマッチします。
それ以外で分からない場合は左で叩くのがベターです。
シンバルの音が違うことを意識して耳コピすると非常に面白いです。
いかがでしたでしょうか。
ドラムについての知識があれば耳コピは結構しやすくなると思います。
で、これらの知識を元に耳コピした後は、自分なりのアレンジにもチャレンジしてみてください。
これらの基礎的知識から元のフレーズを変えたりしても面白いですよ。
せひやってみてください。