ドラムの中でもかっこいいフィルイン。
リズムとリズムの間でかっこよくタムを回したり、スネアを叩く感じに憧れてドラムを始めた方も多いでしょう。
で、フィルインってかっこいいんですが、速いフレーズだと、リズムが狂って超カッコ悪かったりします。
でも、これは日ごろの練習できちんと正確にできるようになってきます。
世の中ストローク練習はたくさんありますが、ストロークのコントロールはすなわちフィルインの正確さを出すためのものです。
つまりは何気ないストローク練習もフィルインを正確にするためだと意識すればより上達の効果が出てきます。
今回は、家で速いフィルインが正確に叩けるようになるための練習を紹介したいと思います。
より、フィルインを意識したフレーズを作ってますので、フィルイン上達のために頑張って練習してみましょう。
≫電子ドラムがもらえるドラム教室とは?
≫自宅練習に最適!電子ドラムオススメ2選!
速いフィルイン上達練習の目的
今回の目的は、リズムの間で速いフィルインを正確にできるようになる練習です。
比較的遅いフィルインは簡単にできると思いますが、
16分音符の出ているフレーズってテンポが速いとリズムが狂ったり、失敗します。
フィルインって失敗すると目立つので非常にカッコ悪いです。
なので、いかに速いフレーズを正確に叩けるか。そこに重点を置いたメニューを紹介したいと思います。
フィルイン上達のストロークパターン①
まずは基本中の基本です。
いわゆる「タン、タカタカタカタカ、タン」です。
16分音符のところは4文字の言葉をしゃべりながらするとリズムも正確になってきます。
カナザワ、ヤマグチ、ヨコスカなどなど。
しゃべりながらやってみましょう。
テンポは遅い100くらいからで良いでしょう。
慣れたら徐々に+5ずつ上げていきます。
160~180で正確に叩けるまで目指しましょう。
単なるタカタカでない理由は、フィルインはリズムとリズムの間にあるからです。
いわゆる、急にフィルインのフレーズが入ってくる感覚なのです。
フィルインでリズムが狂う原因は、リズムからの連動でフィルインに上手く入れない点とフィルインをカッコよく叩きたいあまりに感情的になり、リズムを無視しようとしてしまう点です。
頭の「タン」は8ビートでスネアを叩く音だと意識してください。
逆に最後の「タン」は右手で叩きますが、これはシンバルだと意識して右で叩いてください。
フィルイン後はたいていシンバルを叩きます。
これもフィルイン後のリズムを正確にするのに良い練習になります。
こうすると、フィルイン前後が上手く連動している意識で練習でき、フィルインのリズムも安定します。
逆に、右手で「タン」を叩く練習もしてみましょう。
これは、シンバルを叩いた後にフィルインを叩く場合もあるからです。
フィルイン上達のストロークパターン②
いわゆる前ノリ的なフィルインの練習です。
「タンタッタカタッタカタン」です。
これも頭に「タン」、終わりに「タン」を付けます。
頭の「タン」は左手からと右手から両方しましょう。
そしてもう一つ、これも効果的です。
頭の「タッタカ」の「タッ」をハイハットを叩いているものだと意識してやってみてください。
そのため、練習パッドではわざと左側の部分を叩くと効果的です。
頭でハイハットを絡めたフレーズは結構ありますので、その連動を意識した流れです。
これもテンポは遅い100くらいからで良いでしょう。
慣れたら徐々に+5ずつ上げていきます。
160~180で正確に叩けるまで目指しましょう。
フィルイン上達のストロークパターン③
いやゆる「タカタン」です。
どちらかといえばタムを絡める方が多いです。
これも頭に「タン」、終わりに「タン」を付けます。
頭の「タン」は左手からと右手から両方しましょう。
これも同じくテンポは遅い100くらいからで良いでしょう。
慣れたら徐々に+5ずつ上げていきます。
160~180で正確に叩けるまで目指しましょう。
いかがでしたでしょうか。
これらがメトロノームに合わせて正確に叩けるようになれば、
リズムとリズムの間も狂わず速く叩けるようになり、リズムもフィルインも抜群に安定してきます。
最後にフィルインのコツですが、
フィルインだ!と思って意識して叩かないようにしましょう。
フィルインだと意識すると、意外にもリズムがトチります。
こういったフレーズを練習するとリズムとリズムの間の自然な流れでできるようになるので、
妙に身構えなくても、自然にそして冷静にフィルインが流れていきます。
つまりフィルインは意識して身構えず、自然な流れでやっているという感覚でやってもらえれば上手く行きます。
ドラマーにとって最も大事なのは、リズムをキープさせる冷静さです。
常にクールにいましょう。
感情的になるのは分かりますが、感情を表現しつつ、心はクールでいなければなりません。
フィルインのフレーズを練習すると、余裕が生まれクールで正確にフィルインを決めることができます。
ぜひやってみてください。
なお、フィルインの自宅練習には練習パッドでやってもらうのが一番実践に近く上達が早いです。
こちらで紹介していますので、参考にしてみてください↓