ドラムの練習では、曲をコピーする際に、耳コピをしたりスコア見たりすると思いますが、
初心者である程度知識を知ったら、動画を見てもらう事もお勧めします。
私はドラム教室では、スコアを使って曲を覚えたり、知識やテクニックを教わって、好きな曲をコピーする時には耳コピと動画を併用しています。
初心者の人で
・8ビートをダウンアップ奏法でBPM140くらいなら叩ける
・8ビートのいろんなバスドラパターンが叩ける
・耳で聞いてリズムパターンが分かる
このような人は動画を併用するとめちゃくちゃ上達が速くなりますよ!
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動画はYouTubeの叩いてみた動画を見よう
動画でおすすめなのはYouTubeです。
YouTubeで好きな曲を「好きな曲の名前 ドラム」で探すといろんな人が動画を上げています。その動画を見るにあたって注意してほしい事を紹介したいと思います。
ドラムの曲コピーで動画を見る時の注意点
原曲に近い形を披露しているものを選ぶ
叩いてみた動画は、当然のことながらその人がアレンジした要素も含んでいます。フィルインなんてけっこう自分風にアレンジしている人が多いですよ。
その時の動画の選び方ですが、コピーしたい曲の動画を一通りみて、原曲に近いフレーズだなと思えるものを選んだら良いと思います。多少アレンジが入っても構いません。
それはそれで勉強になりますので。
フィルインやタム回しはスピードを緩めて見よう
リズムパターンなどは通常のスピードで見ても良いですが、フィルインやタム回しはどの手でどのタムを叩いているのか分からない場合があります。
なので、その場合は、じっくりとスローで見ましょう。
スローにすると音がおかしくなりますが、スローが良いのは手の動きがはっきりとわかることです。
私の場合、陰陽座の「甲賀忍法帖」のイントロのタム回しやヴァン・ヘイレンの「JUMP」のBメロの冒頭の3連っぽいフレーズなどはゆっくり回してみて勉強しました。
速い曲だとフィルインがどうなっているのか分からないんでゆっくり見ると良いですよ。
特に、手の順番なんかも勉強になります。
上手い人は、効率的な手の順番でたたいているので、なるほどなと思いますよ。
このタム回しやフィルインをきちんと分析して自分のものにすると格段にレベルが上がりますのでおすすめです。
シンバルの音色の使い分けを見よう
シンバルの使い分けって初心者はなかなか聴いただけでは分からないと思います。音色もそうですし、パフォーマンスの意味でも見た方が分かりやすいと思います。
まず、両方のシンバルを叩いているところがどこかを確認すること。
だいたい、頭や曲展開の代り、盛り上がるところ、キメなんかは両方のシンバルを叩くことが多いですね~。
あと、クラッシュシンバルは高い音、低い音とあるので、どちらを使っているのか見て、実際に曲を聴くと、高いのか低いのか分かってきます。
また、スプラッシュやチャイナシンバルなんかも、初心者は最初聞き分けができませんが、動画を見てどの位置で入れているのか分かると、あとで曲を聴いたときにだんだん分かってきます。
例えば、シドの「嘘」なんてスプラッシュが効果的に使われていてかっこいいですし、B’zの「MOTEL」なんかチャイナシンバルがブルースっぽく聴こえてきます。
動画を見てから曲を聴くと聴こえ方が変わってくる
動画を併用すると、曲を聴くだけでだんだんとフレーズが分かり始めてきますし、先ほど述べたようにシンバルの音の違いも分かるため、表現力が増すし、自分のドラムが上手く聴こえるようになってきます。
生ドラで音を確かめて、アレンジを加えるたりするのも良し
動画を見て、家でエアドラムで叩き方をチェックしたのなら、スタジオの生ドラムで叩いて見ましょう。
実際に叩いて見ないと、本当にその手順でその音が出ているのか分かりません。
また、原曲との音の違いも分かるようになります。
この生ドラムで検証すると、あなたならそのやり方でするか、自分の聴こえ方ややり方ではこうした方が良いと試行錯誤してきます。
こうすることで、自分なりのフレーズというのもできるので、私は個性も出て良いと思います。
最初同じようにして後からアレンジしてみる。まさに、守破離の発想です。
いかがでしたでしょうか。
家でドラムの練習する際に動画を見て、エアドラムでコンビネーションの練習をすることは非常に重要です。
昔の人よりも今の方がドラムが上手い人が格段に増えたと言われていますが、これは動画が日常であふれてきたおかげでしょう。
スポーツなんかも自分のフォームやうまい人のフォームをチェックしたりできるので、技術が向上したとも言われています。
この恩恵にあなたもぜひ授かってドラムを上達させてみましょう!