ドラムをこれから始める人、ドラムをやり始めた人はいったいドラムセットってそもそもどんなものか知りたいはず。
このページでは初心者の方にドラムセットについて分かりやすく、解説したいと思います。
ドラムセットの名称
まずは下のセットを見てみましょう。
これは基本のドラムセットです。
各種パーツを紹介していきたいと思います。
ハイハット
2枚のシンバルがペダルによって開いたり閉まったりするドラム独特のパーツです。
8ビートや16ビートなどのリズムを刻むときに使う必須アイテムで、「チツチツ」と刻んだり「ジッジ」とした音でバンドのリズムをさせます。
また、ペダルで開け閉めをして、「ツッ!!」と閉まった音を出してリズムにアクセントをつけるなどカッコよさも兼ね備えたにくいやつです。
このハイハットだけの音を出してかっこいいリズムを作る人もいます。
スネアドラム
ドラムの中で一番叩く太鼓の部分。
8ビートのリズムで、「チチダチ チチダチ」となっている「ダン」の音はほとんどがスネアです。
また、連続で「タタタタ」と叩いたりして、リズムとリズムの間でメロディのようなものを入れる、「フィルインプレイ」をする際にも重要な役割を果たします。
リズムのアクセントと目立つ部分を兼ね備えているのでドラマーにとってはきってはきれない相棒です。
また、スネアドラムの裏側にはスナッピーと呼ばれる、ザラザラする音のものがついています。
このためスネアは他の太鼓と違って「ザザザザ」という独特な音がします。
ドラムロールの音なんかスネア独特の音ですね!
また、スネアドラムの周りにはヘッドと呼ばれる部分があります。
周りについているフレームみたいなやつです。
この部分とスネアドラムを同時に叩くオープンリムショットやクローズリムショットなどするとまた違った「カッ!」という強烈な音が鳴ります。これをアクセントに利用するとかっこいいです。
ハイタム
スネアのすぐ上についている太鼓です。
基本はスネアドラムより高い音になります。
よくリズムとリズムにある「タカドン」の「ドン」はこのハイタムだったりします。
通常スタジオなんかに置いてあるタムは3つありますが、パンクロックとかではこのハイタムとフロアタムだけのセッティングの場合があります。
ロータム
右側についている太鼓です。スネアより低い音です。スネアから低い音に移行したい場合やハイタムから低い音に行く場合にはたいていこのロータムが使われます。
フロアタム
一番右側にある大きな太鼓です。タムの中では一番低い音です。ドラムのフィルインの最後にハイタムやロータムから来たり、フロアタムをハイハット代わりにリズムを刻むなど、多様な表現をしてくれる優れものです。
バスドラム&キックペダル
一番ドラムの中で低い音を出します。フロアタムよりも「ド!」と大きく低い音を出します。
リズムパターンでこれを叩く位置によってリズムやグルーブ感、ノリが変わるので非常に大切な役割を果たします。
ハードロックやパンクではツインペダルやツインのバスドラで「ドドドド」と低い音で連打するとカッコ良かったりします。
クラッシュシンバル
ドラマーが叩いていて気持ちいいが、うるさすぎて耳に一番ヤバいやつです。
リズムのアクセントはもちろん、曲の展開や節目で鳴らすとかっこいいです。そして盛り上がるところでこいつを叩くと気持ちいいです。
大抵右と左両方ついています。左が小さく高い音で、右が低い音です。
通常は左を多く多用しますが、フロアタムから叩く場合や、右のシンバルからの連続叩きでも右のシンバルを良く叩きます。
ほとんどはバスドラムと組み合わせて叩き、アクセントに迫力を付け加えます。
ライドシンバル
一番右下にあるどでかいシンバルです。
音色を変えたいときのエキスパートです。
ハイハットと違って「チンチンチン」となったり、カップと呼ばれる部分を叩くと「カンカン」と独特な音が出ます。
その他のドラムパーツ
基本的なセットのもの以外にもたくさんパーツがあります。
チャイナシンバル
逆を向いているシンバル?と思える不思議な形をしたシンバルで、ドラムを始めた人ならだれもが憧れを持つアイテムです。
通常のシンバルよりも「スプシャーーーーン!」みたいな気持ちいい高音が出ます。
タンバリン
ハイハットの先に付けてタンバリンを出すドラムセット用のダンバリンです。
独特のシャカシャカした音で音色を変えていく憧れのアイテムです。
ツインペダル
XJAPANのYOSHIKIなど、多くのハードロックドラマーが使っているアイテムです。
右足と左足交互が織りなすベース音が病みつきになり、かっこいい超絶ハードドラマー必見のアイテムです。